大統領警護隊

 諸島は、1880年代のベルリン会議において、大英帝国、ドイツ、及びフランス間の協定に引き続きフランスの植民地となった。Ngazidja、Mwali、及びNzwaniの3島は、フランスからの独立を宣言し、1975年、コモロ・イスラム連邦共和国となった。諸島の4番目の主要な島であるMayotte(Maore)は、フランスにより統治され続けているが、コモロ共和国により要求され、この要求は、国連総会により認められている。1997年、NzwaniとMwaliの分離主義者は、共和国からの独立を宣言したが、この地位は認められておらず、今日、議論されている。

 小さな大統領警護隊は、コモロ諸島の主要対応部隊である。しかしながら、この部隊は、ほとんど訓練を受けておらず、重大なテロ事件の場合、GIGNを提供するフランス政府にほぼ完全に依存している。このことは、フランスがコモロ諸島 で反乱を起こした白人傭兵を追い出す前に、そのエリート対テロ部隊の約20人の隊員をインド洋に送った1995年10月にほぼ起こった。コマンドは、Groupement d'Intervention de la Gendarmerie Nationale(GIGN)、陸軍特殊作戦司令部の専門家、及びフランスの海外スパイ機関DGSEの「行動」部を含む3個部隊から来た。諸島の旧宗主国であるフランスは、そこに居住する推定1,500人の国民が危険でない限り、コモロに干渉しないと語っている。フランスは、特に「外部侵略」を取り扱うコモロとの1978年防衛協定を有している。

 コモロ諸島は、警察とデモ参加者間の暴力的衝突を引き起こす頻繁な襲撃と民衆暴動を経験している。外国人在住者と訪問者は標的となっていないが、今後の民衆騒擾突発の潜在性は、高いままである。

 コモロで2番目に大きなAnjouan島は、1997年に独立を宣言した。1998年12月以来、各種武装集団間で戦闘が行われている。米国市民は、Anjouanへの不必要な旅行を延期するように勧告され、米国在住者が島内に留まるかを決定するに当たって、彼ら自身の個人的安全を検討するように勧告されている。

 1999年4月、Grand Comoreでクーデターが起こり、Anjouanais居住者に対する暴力抵抗が1週間続いた。Grand Comore情勢は沈静化しているが、 今後の暴力の突発の潜在性が存在する。

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最終更新日:2003/09/20

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