エジプトの特殊部隊

上記写真:米国、エジプト及びアラブ首長国連邦の特殊作戦部隊隊員が、1997年10月16日、エジプト、カイロ郊外 のムバラク軍事都市内でのright Star 98演習中のヘリからの高速ロープ降下を実施している。

■特殊作戦部隊

 中央保安軍(内務省の部署)の特殊作戦部隊は、VIP警護とSWAT型任務の実行に使用されており、第777部隊がまだ現場に到着していない場合、外郭警備を提供することが求められる。

■第333部隊−人質救出部隊(「HRF」)

 1980年代に設立されたこの部隊は、カイロ南部に駐屯し、約100人の隊員を有する。プレスの記事は、イスラム原理主義者に対するその現在のキャンペーンにおいて、警察の功績と認めている。この部隊は、国家保安庁の一部であり、内務省により運用される。第333部隊は、エジプト国内の全CT作戦を担当するが、レポートは、第777部隊と入れ替わっていることを示唆している(理由は不明)。

■第999部隊

 この部隊は、直接行動及び偵察を専門とする。

■未詳部隊

 海上作戦のみを専門とする陸軍の21人の小隊級未詳部隊も存在するという。

■第777戦闘部隊(アル-サイカ/「雷電」)

 1972年以前、エジプト政府は、ソビエト連邦から数万人の軍事顧問を受け入れた。このようにして、当時の大統領アンワル・サダトがこれら部隊の追放と、イスラエルとの密接な関係を模索する彼の意図 の発表が、1972年に不意に訪れた。西側情報部は、この事件がいくつかの中東のテロ組織と一致せず、エジプトに対して攻撃を開始する ステップを踏み始めたという証拠をサダトに提供した。対応として、エジプトは、1978年、第777部隊として知られる対テロ部隊を編成した。この部隊は、大統領令により、国内外の飛行機上並びに紅海及び地中海 の船舶において、CT及びHR任務の実行に限定されているという。

 チームのための当初の訓練は、1981年に合衆国からもたらされた。援助にも拘らず、第777部隊は、初期に十分な装備を明らかに提供されず、作戦即応性が 損なわれた。このことは、部隊を出入りする重度のローテーションと共に、1985年11月23日の記録上最も失敗し、悲劇的な対テロ作戦の主な原因であった。この事件後、合衆国は、部隊との事後の訓練に参加することを拒否した(これは、それ以来、破棄されている。)。今日、250〜300人の第777部隊は、著しく改善された部隊である。彼らは、カイロに駐屯する陸軍コマンド司令部の指揮下に入る。第777部隊は、GSG-9、GIGN、及びデルタ・フォース の援助で訓練する。隊員全員は、自動牽空挺作戦の特技を有するが、HALOの特技を有するかは明らかではない。第777部隊の主要作戦は、ムスリム同胞団の鎮圧に関係している。未確認だが、第777部隊が国境横断作戦を実行しているという噂が存在している。

○特殊部隊の名称

 エジプト陸軍での第777部隊の正確な名称は、第777戦闘部隊、略して「第777部隊」である。

 アラビア名は、「ウェフダト777クァタール」(部隊番号777戦闘)である。軍部隊の命名と呼称に対しては、英国のシステムと手続が反映している。つまり、部隊の種類+番号又は敬称+特技/任務である。

 第777部隊は、コマンド部隊本部(アラブ語:「キヤーダト・クワート・アル-サイカ」=コマンド部隊本部)の下に存在する。本部庁舎は、カイロ郊外のナセル市にある。

 英語の「commando」は、広い意味を有し、一般描写として適用される。エジプト軍人が英語の話者と彼らの陸軍の特殊部隊を議論していたとき、類似の今一般に理解される言及として、英語の「Commandos」の用語を使用する。しかしながら、 言及の実際のアラブ語は、アル-サイカである。

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アル-サイカ:雷電→奇襲と衝撃効果 =包括的な用語は、ほとんどのアラブ軍部隊で一般に使用されている。米国のSOFのほぼ類似語(全要素)である。

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アル-ムガハーウェール:襲撃兵。この用語は、エジプトでは使用されないが、クウェート(大隊、1990年以前)及びUAEのSOF要素で見出される。米国の類義語は、rangerである。

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アル-クワート・アル-ハーサト:特殊部隊(エジプト以外のアラブ諸国、例えば、ヨルダンで普通に使用される用語)

■エジプト陸軍空挺部隊:パラシュート侵入、通常の空挺強襲

■エジプト陸軍空中襲撃部隊:主として旧式のロシア製Mi-8 Hip、時折、エジプト空軍から作戦を行い、利用できるときは、英製Sea Knightによるヘリボーン浸透

 これら空中襲撃部隊は、空中機動作戦を実施する。空中襲撃部隊の兵員は、パラシュート浸透の資格も有するが、これは、二義的で、余り好まれない浸透方法である。

 3個大隊から成る空中襲撃旅団は、普通、以下の通りである。

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空挺部隊としても維持及び訓練される1個大隊(1個大隊のみが空挺予備)

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ほぼ空中機動作戦を指向した他の残り2個大隊

 これらは、師団機構よりはむしろ、独立旅団の混成物を構成する。全当該部隊は、コマンド部隊司令部に所属する。旅団は、各種襲撃及び戦術特殊作戦を可能とするために、ナンバー野戦軍司令官に配属され得る。

 いずれのタイプの部隊(空挺又は空中機動)も、CT/HRF任務が可能で、装備され、その性質を有するか又は資格を有する。第777戦闘部隊は、エジプト国内及び国外のエジプト治外法権(例えば、エジプト大使館、領事館等)で当該任務の遂行を独占している。

 エジプト陸軍のSOF機構の指揮・統制システムと手続は、今なお混乱しており、「発展途上」である。

以下の写真:1997年10月25日のBright Star 98演習中、エジプトのコマンドが、エジプトの地中海沿岸のAbd-el Kerim海岸への上陸のために、 ゴム製戦闘舟艇を進水するために、1隻の船を使用している。Bright Star 98は、エジプトにおける統合/連合戦術航空、地上、海上及び特殊作戦部隊野外訓練演習である。米中央軍司令部の陸軍、空軍、海軍、海兵隊及び特殊作戦部隊の隊員と、空軍及び陸軍州兵の隊員、並びにエジプト、アラブ首長国連邦、クウェート、フランス、イタリア及び英国の部隊が、演習に参加している。演習は、米国、エジプトと連合軍間の準備及び協同作戦を改善することを意図された。ドック揚陸艦USS Oak Hill(LSD 51)が、背後で投錨している。

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最終更新日:2004/03/15

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