特別共和国親衛隊

アル-ハリス・アル-ジャムフリ・アル-クハス

 特別共和国親衛隊は、大統領の防護 と反乱又は暴動の試みに対する軍事的対応を担当する。特別共和国親衛隊は、バグダッド中央に配備された唯一の重要な軍事部隊であり、情報機関の軍事部門から分離されている。このエリート準軍事部隊は、1992年初期(ある情報によれば、1995年3月)、サダム・フセインにより創設された。 時折、共和国親衛隊のエリート軍事部隊と混同されるが、極めて異なった機能と能力を有する完全な独立体である。

 特殊保安庁及び特別共和国親衛隊のような緊要体制擁護資産は、主として、サダムのal-Bu Nasir族とal-Bu Nasirと良好な関係を有する近隣の他の部族から採用される。特別共和国親衛隊は、Tikrit、Baiji、al-Sharqatと、サダム個人と体制に対する忠誠が認められた地域と部族であるMosulの南部及び西部並びにバグダッド周辺の小都市から引き抜かれた新兵で充足される。

 「黄金師団」としても知られる特別共和国親衛隊は、高給を支払われ、食料と医薬品の獲得において優先権が与えられている。特別共和国親衛隊は、 正規軍と保安機構間の能力のギャップを埋めた。特別共和国親衛隊の主任務は、サダムを防護するために特殊保安庁と協力することであり、両部隊は、特殊保安庁として知られることになった。

 特別共和国親衛隊は、何よりも、首都バグダッド、並びにサダムの家族の宮殿その他の重要体制施設の保安を担当する。これは、サダムが違法大量破壊兵器が隠されていた特別共和国親衛隊施設へのアクセスを拒否したとき、サダムと国連武器査察官、UNSCOM間の議論の中心であった。この役割において最も重要なプレイヤーは、国家監視局として知られるイラクの特別共和国親衛隊の一部門 であった。

 イラク政府は、国連武器査察官が一定のイラク政府施設に入る試みを阻止したという1996年6月初め、その停戦義務不履行の新たな敷居を跨いだ。国連大量破壊兵器廃棄特別委員会(UNSCOM)の査察官は、イラクがその大量破壊兵器プログラムに関する情報資料を隠していると信じる特別共和国親衛隊 駐屯地への進入を試みていた。1996年夏遅く、その電子諜報に誘導され、フセインの特別共和国親衛隊施設群を標的にしたUNSCOMは、兵器関連資料が隠されていると信じた。

 1997年6月、UNSCOMの査察官は、Jabal Mokhul複合体の特別共和国親衛隊の第4大隊本部を査察しようと試みた。UNSCOMは、イラクの特別共和国親衛隊第2大隊 が軍事訓練センターとal-Bakr大学間で生物学兵器エージェントを往復させていたという情報を有していると報告した。トラックは、当初90日毎に、1997年以降30日毎に、国連査察官が 接近したときの一時的隠蔽基地ネットワークに変更していた保管基地から密かに運び出された兵器を往復させた。隠し場所に対する物理的保安は、特別共和国親衛隊第2及び第4旅団 の手に落ち、他の部隊は、関連機能を遂行した。

 当初、部隊は、各1,300〜1,500人の13個大隊を構成する約15,000人の若い兵員から成 った。その後、この部隊は、13個大隊、26,000人にまで増大した。部隊は、「緊急対応」部隊として、サダムの宮殿を警備し、旅行中サダムを護衛 するために配備されている。1998年現在、特別共和国親衛隊は、約15,000人と見積もられた。2002年現在、特別共和国親衛隊は、約12,000人と見積もられ、装甲、防空及び砲兵部隊を有するという。 これらは、14個大隊から成り、見たところ、各2,500人までの4個特別共和国親衛隊旅団に組織されたという。

 クサイ・サダム・フセインに責任を負うこの新部隊は、以前バグダッドのNidhal通りの特殊保安庁長官だったクサイの個人護衛官の1人、Safa' Mustapha Magtoof少将の直接指揮下にあったという。参謀長Namiq Mohammad少将も、この部隊の直接指揮官として報告された。

 1997年8月、サダム・フセインは、彼の次男クサイの代わりに、Kamal Mustafa Al Tikriti少将(Jamal Mustapha Abdullah Al-Tikriti少将)を特別共和国親衛隊司令官 に任命したという。しかしながら、1998年6月現在、Kamal Mustafa将軍は、特別共和国親衛隊情報部長だったという。Kamal Mustafa将軍は、サダム直系の中で最も有名な職業将校である。彼の兄Jamal Mustafaは、サダム三女ハラと結婚している。Mustafa将軍は、1996年にイラクに帰国したときに独裁者の命令で殺害されたサダムの義理の息子、Hussein Kamelの妹と結婚している。

 1998年12月のDesert Fox作戦の標的の中には、サダム・フセインに最も忠実な保安部隊があった。爆撃後の未確認報告は、600人の特別共和国親衛隊員と800人までの正規共和国親衛隊員が死亡したと指摘した。

直轄部隊

■野戦砲兵司令部

 野戦砲兵司令部は、1991年の反乱兵の多くが今なお収監されているMakasib交差点のRidhwaniyehに本部を置く。これらの囚人は、国連査察 を避けるため、往復させられている。司令部は、Al-Rasheed軍事病院の入口に位置する2個中隊から成る。

■迫撃砲司令部

 迫撃砲司令部は、最初の査察地点の旧駐屯地近、Abu-Ghraibに本部を置く。

■通信司令部

 通信司令部は、Zawra’タワー近隣のZawra’庭園に位置する。7個小隊から成り、数種の無線機材並びに民用及び軍用電話線を使用する。

■化学小隊

 化学小隊は、旧迎賓館近隣の空港滑走路上、第1連隊(防空)の近くに位置する独立小隊である。

■輸送小隊

 輸送小隊は、1998年6月現在、最近設立された。その主任務は、 中央司令部の全車両を取り扱うことである。自家用車を有する上級将校へのサービスも担当している。Abu-Ghraib駐屯地の革命宮殿の旧駐屯地に位置している。

■補給・輸送司令部

 補給・輸送司令部は、1998年6月現在、最近設立された。その主任務は、 中央司令部の全車両を取り扱うことである。自家用車を有する上級将校へのサービスも担当している。Abu-Ghraib駐屯地の革命宮殿の旧駐屯地に位置している。

■修理・牽引廠

 修理・牽引廠は、特別共和国親衛隊に属する車両の修理を任務とする。Abu-Ghraib駐屯地の革命宮殿の旧駐屯地に位置している。

■憲兵小隊

 憲兵小隊は、司令部本部及びバグダッド市周辺の検問所と、Al-‘Alawi及びAl-Nahdhaの主要輸送車庫に位置している。

■会計局

 会計局は、Umm Al-Tuboolモスク近隣の空港高速道路正面の中央市場の背後、Hayy ‘Amilに本部を置く。以前財務省に属していた建物にも、特殊保安庁と特別共和国親衛隊 間の中央通信部である「One-One」と呼ばれる特殊通信室も入居している。この部は、宮殿から空港への道路をカバーし、当該道路に沿って駐屯する巡察と将校をリンクする。

 部隊は、いくつかの部から成る。

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会計部

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監査部

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出納部

■弾薬庫

 弾薬庫は、第7大隊と特別共和国親衛隊の将兵が居住する「ASKWA」官舎近隣(第7と第2大隊の間)、Hayy Al-Furatに位置する。

■品質管理部

 品質管理部は、補給・輸送司令部近隣、Abu-Ghraibに本部を置く。その予備連隊はAbu-Ghraibに本部を置き、その自走砲連隊はRidhwaniyehに本部を置く。

■独立小隊

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戦車小隊:Ridhwaniyehに駐屯。

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情報小隊:共和国宮殿に駐屯。Abu Nawwas分隊、巡察分隊、交通分隊、及び警察分隊から成る。巡察分隊は、共和国宮殿、Hayy ‘Amil及び‘Amiriyahに分散している。検問分隊の任務は、Hayy ‘Amilと国防省及び石油省、並びに「特殊」道路の監視カメラ及び機材を管理することである。

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放送局防衛小隊:As-Salihiyehに本部を置く。数的に大隊に匹敵する。

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エリート機動小隊:共和国宮殿に本部を置く。その「特殊分隊」は、数的に小隊に匹敵する。

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最終更新日:2004/03/15

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