バグダッドのSVRの文書

 2003年4月13日日曜日、数社の新聞社が、バグダッドで発見されたイラクの諜報部ムハバラートとロシア諜報部の関係の証拠に関する情報資料を直ちに公表した。その中で、この情報資料は、San Francisco Chronicle紙の通信員ロバート・コリアー(Robert Collier)の手に渡った。彼は、見捨てられたムハバラートの建物で、「特殊教育センター」の課程修了証書を発見した。更に、イラク諜報部職員は、昨年9月に課程を受けていた。

 発見された証書を引用した英国紙とは異なり、San Francisco Chronicleは、証書の全文を公表した。

 証書は、バグダッドの最も特権的な地区、メスバフの4階建ての庁舎に位置する電子監視センターのロッカーに隠されていたいくつかのイラク人エージェントの身上書の中に存在した。各エージェントの身上書は、ムハバラートでの昇進を証明する文書と一緒に紙ファイルに収められていた。

 5人のイラク人エージェントの内3人は、昨年、モスクワの特殊教育センターで、2週間の「写真機及び光学装置」課程を受けた。もう2人のエージェントは、当時、「盗聴手段」課程も受けていた。

 将校の1人(写真は彼の証書)、サミ・ラヒ・モハマッド・ジャシム・アリ-マンスリ(Sami Rakhi Mohammad Jasim al-Mansouri)(46)は、南部の防諜部指導者と関連した人物として記述されている。彼の身上書によれば、彼は、バスラ出身で、1981年5月1日にムハバラートに入った。彼の「党の地位」は、「中将」と記載されていた。ロシア連邦の象徴である双頭の鷲と、ロシア対外諜報部の紋章である星で飾られた彼の証書には、同人物の略式の氏名が記載されている。

 この証書によれば、彼は、2002年9月2日に「上級」の盗聴手段課程を受け始め、9月15日に「教育プログラムは上首尾に遂行された」と、中央の局長の署名がある証書には記載されている。同紙は、この教育センターが政府組織なのか、民間施設なのか決定できる状態にはないが、アメリカのアナリストは、民間センターがロシア政府の許可なしに外国諜報部のエージェントを教育することはほとんどないと主張している。

 記事は、ロバート・コリアー(バグダッド)とビル・ウェレス(サンフランシスコ)が書いた。

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最終更新日:2004/03/15

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